グラスガーデンinファサード
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皆様おつかれさまです。
さて本日は「閉じる」と「開く」という2つの顔を持つセミオープンな計画と、広々とした
芝生(人工芝)の庭を組み合わせたエクステリアを先日お引渡しさせて頂いたので、ご紹介
させて頂きます。
まず、敷地の形状から人の動きをイメージして、家の玄関からまっすぐアプローチ
(通路)を作らずに、敷地の端側にステップを設けました。こうする事で、使わない
デッドスペースを無くすと同時に、玄関正面に壁を設け外部からの視線が気にならない
ようにしました。
庭のスペースは、段差を設けず人工芝で平坦に仕上げ、なんでもできる自由性の高い計画
とし、将来の雑草対策にもなっています。
門壁を造作しLEDを縦に仕込むことで、辺りが暗くなると壁の石積みを雰囲気良く
演出してくれています。ちなみに、インターホン子機を石摘み壁からずらして設置して
いるのは、インターホン子機の出っ張りに照明の光が当たると、影ができて石積みが
きれいに照らされなくなるのを防ぐためです。(お客様のアイデア。勉強になります。)
お庭と室内の出入りの為のステップはタイルとし、ステップの「白」と、立水栓の「赤」
と、芝生の「緑」という、原色のみの構成で「気持ちの良い庭」を目指しました。
元々あったブロックの上は木調フェンスを設置し、駐車場の車止めの為のミカゲ石を、
階段の最初の1段目とすることで、車庫とアプローチに一体感が生まれ、床に使用した
素材も、同じ色同士で形状が違うものを組み合わせて並べることで、「まとまり」と
「遊び」を創作しました。
この度はこの、CLOSEなファサード(正面)とOPENな芝生の庭という2つの特徴を
持つセミクローズガーデンの設計・監修に携わらせて頂き、本当にありがとうございました。
桑名店 N