熊野の花火
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お盆休みはいかがお過ごしでしたでしょうか?
お忙しいところ、当店にも多数ご来店いただきありがとうございます^^
さて、私ごとではございますが先日、熊野の花火に出かけてきました。
大変混雑するというウワサを耳にしてましたので午前中には熊野に入り散策を。
職業柄、どうしても植木や建築、街並みに目がいってしまいます。
熊野の街は、狭い道路に昔ながらの個人店が多数並んでいて、
どこか懐かしい気分にさせてくれます。
神社にぷらりと寄ると、それはそれは、立派なクスノキが。
神社同様、この街を長きに渡って見守ってきた歴史を感じさせてくれます。
もう1つ。
ガラスとモザイクタイルをあしらったモダンな建造物を見かけました。
だいぶ前に建てられたもので、多少朽ちた感はありますが 笑
今でもエクステリアによく使われる材料でデザインされています。
この時代のリバイバルとして、ガラスブロックを始め、様々な素材が今でもたくさん使われています。
この建物は当時最先端だったのではないでしょうか??
そんな想像を巡らし、十分に街を散策して、いよいよ花火の始まりです。
花火の場所取りをしてる時、こんなことがありました。
地元のおじいさんが近くに寄ってきて、
「兄ちゃんら、場所わけたるさかい、ここで見な」
そこは一番の特等席で花火が目の前で上がる場所。
ありがたく場所を分けていただき、お礼に飲み物を差し上げようとしました。
すると、おじいさん。
「わしはみんなに、この熊野の花火を味わってほしいんや。だから物は受け取らん。
みんなが花火を見てくれたらそれでええ」
感動して、言葉がでませんでした。
きっと花火は街の人の誇りなんだなと思います。
以前、島ごとアート作品で埋め尽くされている「直島」に行ったときに
地元ボランティアのスタッフさんが、活き活きと、作品を紹介してくれたのを思い出しました。
街の人が誇れる風景。本当に素敵なことだと思います。
目の前で、爆風を感じるほど近くで見た花火。
最高の思い出ができました。
堀江