アーキ・ザ・ガーデン
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夜はめっきり寒くなりましたね。
毎月第4金曜日のブログ担当になって8回目になりました桑名店のNです。
本日お引渡しさせて頂いたお庭をご紹介させて頂きます。
大きな軒の下は、日中は影ができて心地よい空間なので、室内から出入りしやすい
同じ高さのウッドデッキとし、人工芝のフロアと共に用途に合わせて使えます。
また、辺りの美しい景色を一望する為に、視界を遮るフェンスなどを設けず、
土地の利を楽しめるお庭としました。
平屋家屋の縦横比に合わせ、門塀をいつもより低く横に広くする事で、横に長い
ボーダー柄の相乗効果で、道路から見て圧迫感がない上質感のある門周りとなりました。
カーポートは敷地の端に立てるケースが普通とされていますが
駐車スペース自体に余裕がある為、あえて端から離して設置し
車のドアを広く開けられて、乗り降りしやすいように考慮しました。
また、カーポートの柱の位置を、門周りの壁の横に設置する事で、
車の出入りをスムーズにし、見た目の違和感もなくしました。
床に敷いた天然素材の石は、経年により風化していく事で工事完成時よりどんどん
表情の豊かさが増していきます。
また、モミジのような落葉樹は秋に紅葉した後に葉がおちますが
落ちた葉は取り除かなくても、足元が下草や砂利だと一緒に風情のある雰囲気を
作ってくれます。
今回は、塀の高さ、カーポートの位置、落ち葉の掃除、素材の選択を例に挙げて、
どんな現場でも、土地や家がひとつひとつ違うようにエクステリアも定説だけではない
という事を、設計者目線でプレゼンさせて頂きました。
この度は、素敵なお客様のお家のエクステリアの設計、施工に携わらせて頂き
誠にありがとうございました。
桑名店 N